パパ活で稼いだお金は確定申告が必要?やり方と申告漏れのリスクを徹底解説!

「パパ活で稼いだお金って税金がかかるの?」
「少額でも確定申告しないといけない?」

と、気になっているパパ活女子も多いはず。

パパ活で稼いだお金は、年間の収入額や条件によって異なりますが、贈与税または所得税がかかる可能性があるので、課税対象の場合は、確定申告が必要です。

そこで今回は、パパ活でかかる税金の種類と確定申告が必要なケース、申告漏れをしてしまった場合のリスクや罰則などを詳しく解説します。

そもそもパパ活に税金ってかかるの?

パパ活では「お小遣い」として現金を貰うので、税金はかからないと思っている女性も多いようですが、収入として得たものにあたるので、基本的に課税対象となります。

では、具体的にどのような税金が課せられるのでしょうか?

まずは、パパ活でかかる税金の種類を見ていきましょう。

パパ活でかかる税金は主に「贈与税」と「所得税」

パパ活の収入で課税対象となる税金の種類は、主に以下の2つ。

  • 贈与税:パパから金品や財産などを貰った時にかかる税金
  • 所得税:従業員としてパパから収入を貰った場合にかかる税金

基本的にパパ活で、女性を従業員として雇うというのは考えにくいので、所得税がかかるケースはほとんどありません。

そのため、パパ活では主に贈与税が課税対象となります。

また、現金だけでなく個人から金品を受け取った場合も贈与税の対象となるので、注意が必要です。

■パパから貰う金品で課税対象になる可能性が高いもの

  • ブランド品
  • マンションなどの不動産
  • 土地
  • 金券類

上記以外にもアクセサリーや洋服など、パパから貰ったものは全て「金品」に含まれるので、課税対象になる可能性があります。

ただし、貰った金銭や金品の金額によっては、税金がかからないケースもあります。

続いて、パパ活で税金がかかるケースとかからないケースの違いを見ていきましょう。

パパ活で税金がかかるケース

パパ活で贈与増や所得税が課せられるのは、以下のような場合です。

  • 年間110万円を超えるお手当を貰っている場合
  • 副業としてのパパ活収入が年間20万円を超える場合

つまり、パパ活の収入で贈与税の課税対象となるのは、貰ったお手当や金品類の金額が年間110万円を超える場合です。

また、会社員など本業が給与所得者の場合は、パパ活で稼いだお金は副業として扱われるので、年間所得が20万円を超えると所得税の課税対象となります。

パパからお手当を手渡しで貰っている場合は、年間でいくら貰ったか分からなくなることが多いので、月々の収入を記録しておきましょう。

課税対象にあたる場合は、必ず確定申告が必要

年間110万円を超えるお手当を貰っている場合、または、副業としてのパパ活収入が年間20万円を超える場合は必ず確定申告をしなければいけません。

課税対象だと分かっていて申告をしなかったり、確定申告を忘れていて申告漏れになったりした場合、様々な罰則が課せられる可能性が高いので、確定申告は絶対に忘れないようにしましょう。

パパ活における確定申告のやり方は、後ほど詳しく解説します。

現金だけでなく金品や高額なプレゼントも課税対象になるので要注意

先ほどもお話したように、パパ活では現金だけでなく、アクセサリーやバッグ、車といった金品も課税対象となります。

パパから受け取った金品の合計金額が年間110万を超える場合は、贈与税の課税対象となるので注意しておきましょう。

例えば貰ったお金が年間60万円で、金品の合計金額が70万円など、現金とプレゼントの両方を合わせて、年間110万を超える場合も、贈与税の課税対象となります。

確定申告をしなかった場合の罰則やペナルティとは?

では、もし課税対象と分かっていて確定申告をしなかった場合はどうなるのでしょうか?

続いて、確定申告をしなかった場合の罰則やペナルティを詳しく見ていきましょう。

無申告加算税が科せられる

課税対象にも関わらず、確定申告をしていなかった場合、無申告加算税が発生する可能性があります。

無申告加算税の税率は状況によって異なりますが、基本的にはその年に納付すべき税額の50万円までの部分に対して15%
、50万円を超える場合には20%をかけた金額が税率となります。

ただし、税務署の調査を受ける前に自主的に期限後申告をすれば、無申告加算税が5%までに減額されます。

また、期限内申告をする意思があったと認められる場合は、無申告加算税が免除される可能性もあるので、なんらかの正当な理由(病気やケガ)があって、申告が出来なかった場合は、その旨を税務署にきちんと伝えましょう。

重加算税が科せられる

重加算税は、申告の義務があると分かっていながら故意に申告をしなかった場合に科せられる罰則です。

重加算税の場合は、本来納めなければいけない税金から、当初申告した税金を差し引いた金額を元に計算されます。

重加算税の場合、過少申告加算税・不納付加算税に代えて35%、無申告加算税に代えて40%の税率が科せられることになるので、無申告加算税よりも重めの処罰となります。

延滞税が別途科せられる

また、法定納期限までに税金を納付しなかった場合は、延滞税が科せられます。

確定申告書の提出や納税が遅れれば遅れるほど、遅れた日数に応じて延滞税が増えるので、必ず期限内に確定申告を行いましょう。

延滞税の税率は、納期限の翌日から2ヵ月以内で7.3%、納期限の翌日から2ヵ月超で14.6%となっています。

確定申告の期限は、所得があった翌年の2月16日から3月15日までです。

悪質な場合は刑事罰を言い渡される可能性も

悪質な無申告の場合は、刑事罰が科せられる可能性もあるので注意が必要です。

特に贈与税の場合は、脱税の意思があってもなくても刑事罰に処される可能性が高いので、絶対に確定申告を行ってください。

脱税と見なされたら、懲役1年以下または50万円以下の罰金、脱税の意思があった場合は、懲役5年以下または500万円以下の罰金なので、かなり重い罰則となっています。

パパ活の確定申告のやり方

「確定申告が必要なのは分かったけど、どうすればいいか分からない」「やり方を知らない」という女性も多いかと思います。

続いて、パパ活の確定申告のやり方を詳しくご紹介するので、参考にしてみてください。

1.申告書を貰う

まずは、贈与税の申告書を貰いましょう。

贈与税の申告書は、

  • 税務署窓口
  • 国税庁HPから様式をダウンロード
  • ・国税庁HP「確定申告書作成コーナー」を利用

のいずれかで入手できます。

記入方法などが分からない場合は、税務署窓口で貰えばその場で職員が書き方を教えてくれるのでおすすめです。

2.確定申告書に必要事項を記入する

続いて、確定申告に必要な情報を記入しましょう。

パパ活の贈与税は、「一般贈与財産分」という欄に必要事項を記入します。

氏名、生年月日、住所とった基本情報に加え、誰からいつ贈与を受けたかなどを詳細に記入しなければいけません。

分かる範囲でいいので、正確に記載しましょう。

3.マイナンバーが確認できる本人確認書類を準備する

確定申告書の記入が完了したら、マイナンバーが確認できる本人確認書類を準備します。

贈与税の確定申告には、マイナンバーの確認が必須なので、マイナンバーカードをお持ちの方は用意しておきましょう。

マイナンバーカードを作成していない場合は、マイナンバーの通知カードに加え運転免許証やパスポートなどの顔写真が確認できる書類が必要です。

4.申告書を提出

申告書と、マイナンバーが確認できる本人確認書類が準備できたら、後は申告書を提出するだけです。

収入があった翌年の2月16日~3月15日までが期限となっているので、期限内に税務署に提出しましょう。

ちなみに、確定申告の意思があっても、忘れていたなどの期限切れは申告漏れとしてペナルティを受ける可能性があるので要注意です。

自分でするのが不安な場合は税理士に依頼するのもおすすめ

もし、自分で確定申告をするのが不安な場合や、忙しくてできない場合は、税理士さんにお願いするのもおすすめです。

多少費用はかかりますが、申告漏れを確実に防げます。

どうしても自分でやるのが不安な人は、一度税理士さんに相談してみてください。

確定申告が原因で会社にパパ活がバレる心配はないの?

確定申告をしたことによって、会社にパパ活をしていることがバレるのではないか?と不安に思う女性も多いようですが、基本的にバレることはありません。

むしろ逆です。

確定申告をしていなかったことが税務署にバレて、追徴課税の通知書などが会社に行ってしまい、そこからパパ活が発覚してしまうケースもなくはないので、会社バレを防ぐためにも、確定申告は必ず行いましょう。

過去にパパ活で稼いだ分の税金はどうなる?

もし過去にパパ活で稼いだ分の税金を払っていなかった場合は、故意なら申告漏れとして追徴課税が科せられます。

故意でない場合も延滞税が科せられる可能性は高いですが、5年以内なら修正申告ができるケースもあります。

脱税と見なされるよりはいいので、過去に稼いだ分で払っていない税金があれば、今からでも税務署に申告して相談しましょう。

パパ活の脱税は必ずバレる!無申告がバレる原因とは?

パパ活は基本的に手渡しでお金を貰ったり、プレゼントとして金品を受け取ったりすることが多いので、一見バレにくいようにも見えますが、甘く見てはいけません。

ほんの些細なことがきっかけで、無申告がバレることもあるので、「少額だからいいだろう」「自分はバレないから大丈夫」と安易に考えるのは危険です。

■パパ活の脱税がバレる主な原因

  • 銀行口座への高額な入金
  • パパから貰ったものをネット上にアップする
  • パパが経営している会社の税務調査でバレる
  • ブランド品や貴金属の購入履歴(登録証)などからバレる

特にTwitterなどのSNSでパパ活の活動記録を発信している女性は多いですが、それが原因で脱税や無申告がバレる可能性もあるので、貰ったお手当の金額やプレゼントは安易に公表しないようにしましょう。

まとめ

今回は、パパ活にかかる税金の種類と、確定申告のやり方、パパ活で無申告がバレる原因などを詳しくご紹介しました。

パパ活で貰ったお金や金品の総額が年間110万円を超える場合、必ず確定申告をしなければいけません。

「手渡しで貰っているからバレないだろう」「少しくらい少なく見積もってもいいだろう」などと軽く考えていると、重い処罰を科せられる可能性があるので、確定申告は期限内にきちんと行いましょう。

複数のパパと交際がある女性は、1年間に貰った金額やプレゼントの総額がいくらか分からなくなることも多いので、記録しておくことをおすすめします。